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キーボードロック永遠のマスターピース!リック・ウェイクマン「ヘンリー八世の6人の妻」

更新日:8月7日


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MelogressのItaruです。


このアルバムはキーボーディスト、リック・ウェイクマン についてはYES のファンの人、プログレ好きな人なら説明不要でしょうが説明しておきます。


70年代に頭角を表しキース・エマーソン (EL&P) とキーボーディストとして 世界の人気を二分したキーボードプレイヤーです。

最初はセッションプレイヤーとして活躍していたのですが、その才能は、デヴィット・ボウイから正式なキーボードプレイヤーとしてのオファーが来るほどでした。

結局はその話を断って、YES に参加します。


今回紹介するのは、そのリック・ウェイクマンがYES に加入後製作したソロ・アルバム「ヘンリー八世の六人の妻」です。

ヘンリー八世がどういう人物だったか?6人の妻たちはどういう運命をたどったのか?などという事は今回置いておいて、アルバムの内容について熱く語っていきたいと思います。


このアルバムを最初に聴いたときの衝撃は、すさまじいものがありました。

キーボードという楽器の無限の可能性。

全編を通しての流麗なメロディ。ドラマチックな曲展開。 私はこの作品を聞いて、キーボード狂信者となってしまうという人生に革命をもたらしたアルバムです。


1曲目は「アラゴンのキャサリン」

美しいキーボードフレーズに後半はクワイアーが加わり、ドラマチックながらも飽きさせるところが全く無い名曲です。

2曲目は「クレーヴのアン」

変拍子が印象的なキーボード・ロックナンバー。聴いていくうちに癖になりそうな異色の曲です。

3曲目は「キャサリン・ハワード」

メロディアスなピアノのフレーズが優しく、柔らかく楽曲を包み込んでいきます。美しい楽曲で女性に人気が出そうな感じです。 エンディングのメロトロン(フルート)もいい感じです。

4曲目は「ジェーン・シームーア」

パイプオルガンがテクニカルで非常に雰囲気のある曲です。途中のムーグの「ブゥオーン」という箇所で完全にノックアウトされてしまいます。

5曲目は「アン・ブーリン」

切ないピアノフレーズが歌う彼女の悲しみ。

シンセやクワイアーがそれを盛り立てます。

そして、6曲目。ラストを飾るのは

ウェイクマン・ライブの超定番曲「キャサリン・パー」です。

壮大なイントロからメインテーマのキーボードフレーズへ。それに絶妙のバッキングフレーズが絡み合います。そして…ラストまでのドラマチックな流れは圧巻です。完璧と言っておきます。誰にも越えられないキーボードロックの究極の姿がここにあると言っても過言ではないでしょう。


リック・ウェイクマンは今なお積極的なライブ活動と、作品のリリースを行っています。

それも、最初にこの「ヘンリー八世の六人の妻 」という素晴らしいソロアルバムを残せたからではないでしょうか。

未聴の方は是非お聞きください。聞く価値があることは保証しましょう。私のように人生に革命が起きる可能性もあります。


このアルバムに出会えたおかげでキーボードという楽器から、作曲する力、音楽をプレイする力、その他あらゆるものを与えられた気がします。未聴の方にはこの素晴らしさを感じてほしいと思います。キーボーディストなら必聴版です。今ならサブスクでも聴けます。


我々Melogressも負けていられません!

これからもキーボードロック展開していきますよ!

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